陰陽論と太極図

風水の基本となっている陰陽理論とは、自然界の様々な物を相対的に捉えるものです。中国では古くからあらゆるものが陰と陽に分けられると考えられてきました。男性が陽で女性が陰という考えは、聞いたことがあるという人も多いかも知れません。この他にも昼間は陽、夜は陰ととらえたりもします。

太極図という、白と黒の勾玉の形を組み合わせたような図がありますが、これは森羅万象のあらゆるものは陰陽のバランスによって成り立っていることを示しています。陰が極まると陽になり、陽もまた極まると陰になるという陰陽理論の象徴が表されている図です。どちらか一方だけに偏るのではなく、バランスを取り中庸であることの大切さを教えています。